副業が起動に乗って公務員を辞めたコギトです。
今までやれる副業はぜーんぶ試しました。
とは言っても試せる副業を全部やってやろうと息巻いていたわけでもないのですが、気づいたらいろいろやっていたという感じですね。
副業っていくつも試した方がいいの?おすすめは?
チャンネル登録者数250万人を超えるリベ大の両学長の動画におすすめ副業9選が紹介されていますね。
副業は9つどころではなくその他にもいろいろあります。
リベ大の動画で紹介されているのは、初心者が始めやすく稼ぎやすいものってことね。
自分の試した副業は現在本業になっているものや1円も稼げなかったものも含め以下になります。
- せどり
- YouTube
- 動画編集
- SNS発信
- ブログ
- WEBライター
- プログラミング
- コンテンツ販売
- コンサルタント
- 得意を売る(ココナラ)
この記事では自分がやってみた副業とその体験談や感じたメリット・デメリットを紹介していきます。
自分の性格や仕事の適性は以下のような感じで、簡単に言うと、家でムッツリ考え込む「計画的コミュ障」って感じでしょうか(どんなヤツやねん)。
同じような方なら私の体験談がより参考になるかもしれません。
- 大学院修了後教員採用試験不合格で一年浪人の後、合格
- 音楽教員として18年勤める
- 職場での人間関係や働き方に疑問を感じ、人生のこれからについて考え直す
- 2020年コロナがきっかけで副業を始める、2021年には副業収入6桁超え
- 教員を辞めることを決意、2023年3月に退職、5月には公務員時代の月収を超える
- 現在フリーランスをしながらマイクロ法人2期目
試した副業①:せどり(資金が必要)
せどりは私が一番最初に試した副業です。
「せどりをやろう!」と思い立って始めたわけではありません。
昔から雑貨やインテリアが好きでよく買っていたのですが、入れ替えや気に入らなくなったものをヤフオクで売ってみたのが最初です。
不用品がいくらかお金になれば、という感覚だったのですが、
- 昭和レトロなCASIO計算機が買った値段の3倍くらいで売れる
- 専門書が定価以上で売れる
という経験に衝撃を覚え、売って買うことで利益が取れることを体感し、その後「せどり」という商売があるということを知りました。
せどりってなんか悪いことしてるんじゃ…
と知らない人は思うかもしれませんが、要はスーパーの商売形態と一緒です。安く仕入れてそれより高く売る。
高値で買う人も自分で納得して買うわけですから特に何の問題もありません。
商品を買い占めて値段を異常に釣り上げたりする転売ヤーはちょっと問題ですけどね…
自分は楽天ユーザーだったので、「楽天ポイントせどり」を始めました。
10,000円定価のものを楽天で購入して、ポイントアップを駆使。1,500ポイントがつくと、実質8,500円で購入できたことになります。
それをもともとの定価よりちょっと安い9,800円とかで新品で売るわけです。(送料などがあるため計算はこんなに簡単ではありませんが…)
自分の場合はお小遣い稼ぎ程度のライトな楽天せどりでニンテンドースイッチとかiPad、アロマディフューザーなどを仕入れして売っていました。
20,000円のアロマディフューザーは3,000円分くらいの利益になり、何度も仕入れました。大量には仕入れなかったので、月に5,000円〜6,000円くらいの儲けでした。
利益率の良い商品を探し当てて大量にさばくことができれば成功するというシンプルなビジネスですが、自分にはシンプルゆえに創造性を感じられず面白くなくなってやめてしまいました。
今はせどりではなく半分投資のような「北欧雑貨せどり(勝手に命名)」を趣味でやっています。人気の北欧雑貨は値段が上がる傾向があるので、自分の部屋に置きたいヴィンテージ1点物や希少性のある雑貨を購入し、飾ります。飽きたらメルカリで売ります。購入時より高く売れることも結構あります(まあ利益が出なくても良いのですが)。せどりの考え方を学んだおかげでお金のかからない(なんならチョット増える)趣味になっています。
せどり副業のメリット
私が考えるせどり副業のメリットは以下があります。
- 自分で商品を作ったり販路を考えなくてよい
- 始めてすぐに収入になる可能性が高い
- 利益商品を見つけたらリピートして継続的に収益を得られる
例えばiPadなどの大手が作ったすばらしく売れる商品の力を利用して、自分はそれを上手くさばくだけで利益が得られます。
メルカリなど一般の人でも使えるプラットフォームで販売もできるため、集客にも困りません。
このような商品開発や集客の手間がないことで副業を始めたてでもお金になりやすいのが良いところだと思います。
自分の場合は楽天で仕入れをしていたので、スマホでポチで仕入れは完了。店舗まで仕入れに行くのと比べて楽でした。
せどり副業のデメリット
買って売るだけで利益になるなんて!と簡単に思われるかもしれませんが、以下のようなことが実際やってみて大変でした。
- 薄利多売になりがち
- 手元の資金がないと利益が上がらない
- 家が商品と段ボールに乗っ取られる
- 利益計算がややこしく本当に儲かっているのかわからない
紹介した例で行くと、10,000円の商品を買って売ると、手元に残る利益は送料などを引くと多くて1,000円くらいです。
これで月10万円を稼ごうとすると、同じ商品を100コ売らなければいけません。
100コ売るということは100コ仕入れるということですので、10,000円×100で100万円分の支払いを最初にする必要があるので手元資金も必要になります(実際にはクレカ払いで支払いを遅らせることもできます)。
一旦買うわけだから100コの商品が自分の家を通過するわけですね…
しかも100コの商品が一旦家に来て物流倉庫のようになりがちなことや、常にいろんなタイミングで仕入れていろんなタイミングで売れたりするので、今一体いくらくらい利益がある状態なのかわかりにくいのも難しいところです。
お金の計算をきっちりできる人ではないとやっていけないかも…
せどり副業がおすすめな人
- 手元に資金がある人
- メルカリやヤフオクなどの経験がある人
- お得な商品を調べて買い物するのが好きな人
- お金の計算や商売自体が好きな人
試した副業②:YouTube(どう見せるかが大事)
YouTubeは今でもやっています。
私はもともと教員をやっていましたが、2020年コロナパンデミックの一斉休校で「授業どうする?」問題が各学校に持ち上がりました。
プリントを各家庭に郵送したりもしましたが、YouTubeを使った授業動画配信もすることになったんです。
そのときに自分も企画していくつかの動画を自分の学校の生徒限定で配信しました。
え、動画つくるのめっちゃ楽しいやん。
と感じ、自分のチャンネルもその勢いで開設。今でも音楽教育のチャンネルや、ピアノチャンネルを運営しています。
ピアノチャンネルの方は3年以上かけてやっと登録者数がもうすぐ1,000人程度。
YouTube単体ではまだ収益には至っていません。
YouTubeの収益というと、広告収入があります。
- チャンネル登録者数1,000人以上
- 過去1年の総再生時間が4,000時間以上
という条件をクリアすると動画に広告が付き、毎月広告料が支払われます。私はまだこの条件を満たしていないので広告収入は今だにゼロ。
ただし、ピアノアレンジ動画の概要欄で「このアレンジの楽譜の購入はこちら」と楽譜販売のページを案内したり、コンテンツ販売の商品に誘導することで間接的には収益に役立てています。
自分の場合は収益目的よりは集客目的でやっている部分が大きいです。
とは言え広告収入がもらえるんならもらいたいので、月に1・2本程度ですがコツコツアップしています。
YouTube副業のメリット
YouTube副業は自分に発信していくようなネタがあるならおすすめです。
- シンプルなものならスマホだけで始められる
- どんなジャンルでも広告収入で稼げる可能性がある
- 発信することで自分自信のスキル向上につながる
- コメントなどでダイレクトに評価がわかる
もともとのYouTubeの昔のキャンペーンキャッチフレーズが「好きなことで生きていく」でした。
YouTubeの収益のメインは動画を見たときに入る広告から支払われる広告料なので、基本的にどんなジャンルの発信でも稼げる可能性はあります。
センスのある人は仕事と思わず趣味の一環として楽しみながらやっていくうちに稼げてしまった、ということがあるかもしれません。
やりたいことやってお金もらえるなんて最高よね。
興味のあることについて発信すると自然とスキルや知識がアップしていくので一石二鳥。コメントで「おもしろい」「役にたった」とメッセージを貰えるのもとても嬉しいという面もあります。
もちろんクソリプもあります。編集をたくさんした動画をアップしたらグサっとささるコメントが来たこともありました(ハート付けときましたけど)。
YouTube副業のデメリット
- すぐに稼げるようにならない
- 動画作成に手間・時間がかかる
YouTubeで稼いでいる人の話を聞くと大きく稼げる可能性があるですが、せどりのように1ヶ月目から稼げるということはほぼないです。
収益化条件を満たすまでGoogleさんからは1円ももらえません。
また、YouTubeの広告収益は、広告の表示回数や時間だけでなく、内容によっても変わります。お金が大きく動く金融や不動産ジャンルのチャンネルには広告料は高くなり、お金が動きにくいジャンルやグロテスク系などの広告主のイメージが悪くなりそうなチャンネルは広告料は少なくなったりします。
キッズ向け動画なんかは広告収入はまったく期待できないらしい…
好きなことを動画にできるとはいえ、稼ぎたいなら内容やジャンルを工夫する必要もありますね。
また動画作成には時間がかかり、その上それをアップしたところで動画が見られなければ稼げません。
動画の内容を考える時間、撮影する時間、編集する時間。やること多すぎ問題…
再生されるかどうかはサムネイルで決まる、とも言われているのでサムネ作ったりする技術も必要…
単に動画にするだけの内容があるだけでなく、それをどのようにコンテンツ化して見てもらえるようにするかという戦略も大事になるわけです。
YouTube副業がおすすめな人
- 発信できる専門性や一芸がある人
- 説明するのが上手な人
- 自分をさらけ出すことができる人
試した副業③:動画編集(編集技術より営業技術)
動画編集って楽しい!と思って自分のYouTubeチャンネルを開設したので、動画編集も仕事にできそうとやってみました。
- 友達の職場の同僚の退職記念動画を作成して10,000円(報酬というかお礼でもらった)
- オンラインサロン(リベシティ)内の仕事受注で2〜3ヶ月で40,000円程度
このくらいは稼ぎました。
自分のYouTubeチャンネルの動画編集はMacの「Final Cut Pro」というソフトを使っていたのですが、動画編集業界では、ほぼ独占状態で使われている「Premiere Pro(プレミアプロ)」というソフトを使うのがマスト。
退職記念動画は友達が撮影したメッセージ動画を切り貼りしてBGMやテロップを付けるというもので、仕事という感覚はなく楽しく作業できました。
退職記念動画でPremiere Proの扱いに慣れることができ、オンラインサロンで動画編集作業を受注できました。
やることは簡単なテロップ入れなどの作業で、発注者の方も丁寧に教えてくださったので特に難しさも感じずに仕事を進めることができました。
動画編集と同時に行っていたブログやコンテンツ販売と違って、あまり頭を使わなくていい仕事でバランスが良かったです。
その後お仕事が一旦終了し、新規でお仕事を探すことがなくなって今現在動画の仕事はなく、自分のYouTubeの更新だけとなっています。
動画編集副業のメリット
- 比較的簡単に習得できるスキルで仕事ができる
- すぐに仕事を受注して収益を得られる可能性が高い
WEBライティングの方法やプログラミングを習得するのには時間がかかりますが、動画編集の基本的な技術を習得するのは難しくありません。
カット編集やテロップ入れくらいなら、すぐに始められるし、稼ぎながら慣れていくこともできます。
動画編集副業のデメリット
- ある程度のスペックのパソコンが必要
- Premiere Proの月額使用料がかかる
- 編集技術より仕事を取ってくる営業が大事
- 〆切に追われがち
動画編集はPCへの負荷が大きい作業なので、ある程度のスペックのPCを用意する必要があります。低スペックのPCだと途中で画面が固まってしまう場合が多いです。
また、動画編集の業界でほとんどのシェアを占めている編集ソフトはPremiere Proです。こちらが納品した動画データを納品先でもチェックして必要に応じて手直しもあるため、同じソフトを使っている必要がありますが、ほとんどの場合Premiere Proを指定されるはずです。
プレミアプロは買い切りのソフトではないので、毎月数千円を支払って仕事する必要があります。
動画編集の副業は最近始めるのが簡単なことから、仕事を取るのが難しくなっているとも言えます。
編集技術というより営業技術が必要になるらしい…
- サムネイルも作れます!
- 動画のアップするところまで全部できます!
- チャンネルアナリティクスの分析できます!
このように動画の編集だけでなく別の付加価値を出していって仕事受注につなげる必要もあるかもしれませんね。
動画編集副業をおすすめする人
- 自分でもYouTubeのチャンネルを運営しているorしていた人
- 動画編集を経験し、「楽しい」と思えた人
- アート系の素養がある人
試した副業④:SNS発信(稼ぐというより集客できる)
SNSは収益化というよりは集客のツールとして使うことが多いです。
みんな見ているSNSだから、自分を知ってもらう・興味持ってもらうには最適のツールなんですよね!
バズった投稿にぶら下げて宣伝のポストが付けられていて、そこから商品に誘導しているのはよく見ますよね。
ビジネスで集客は最重要なので、副業になってもならなくてもSNSは今のうちに触っておいて損はないと思います。
今は紹介する商品がなくても、商品ができたときに「さあ集客するぞ」と張り切ってもいきなり集まりません。
「いいもの作れば自然とお客さん来るよね」と考えていた昔の甘すぎな自分をタコ殴りしたい…
フォロワーさんが増えて実績が認められると、商品を買ってもらえるのもそうですが、お仕事をもらえたりもしますよ。
自分はXが中心ですが、5年位でやっと2000人くらいのフォロワーさんがつきました。自分の商品を買ってもらえるように紹介していますが、セールのお知らせを投稿するとその商品が多く売れたりするので、集客装置としてはうまく機能している感じがします。
また、最近「X」では単体で広告収益化できるようになりました。以下の条件で広告の収益がもらえるようになります。
プレミアム(月額980円)に加入した後、①フォロワー500人以上②過去3ヶ月のインプレッション(投稿が見られた)数500万以上
まだできたばかりの仕組みのため本格的に稼げるとは言いにくいところがありそう。
Instagramにはこのような収益化システムはなく、単体で稼ごうとするとアフィリエイト(商品紹介)や自分の商品に誘導することで収益化することになります。
SNS副業のメリット
- タダで手軽に始められる
- 将来の集客装置になりうる
- 将来的にSNSだけで稼げる可能性がある
写真や短文の投稿なのでYouTubeやブログと違って手軽に始められるのがポイントです。スマホだけで投稿ができるのも簡単ですね。
今後何をするにしても発信や宣伝の基礎を学んだり試したりすることができるので、まだ何もSNSをやっていない人はアカウントだけでも作っておくとよいのではないでしょうか。
SNS単体では稼ぎにくいと言いましたが、SNS発信が得意になれば企業のSNS運用を受注してそれを仕事にすることもできます。SNS大好きでフォロワーがたくさんいるなどの実績がある方は目指す価値があると思います。
SNS副業のデメリット
- すぐには稼げない
- 各プラットフォームでできることに制限がある
SNSもYouTubeと同じくフォロワーを地道に増やすことからスタートするという点ではすぐに稼げるわけではありません。
企業のSNS運用代行も自分の運用が上手くいっていなければ依頼してもらえないので、すぐには稼げないと言い切っていいと思います。
また、文字数やデータ容量の制限などの他、ブログと違ってアフィリエイトリンクが貼れない、著作権のある音楽演奏をアップできないなど、SNSプラットフォームそれぞれの規制や制限があります。
自分の発信内容に適したSNSを選んでやっていく必要がありますね。
SNS副業がおすすめな人
- SNSで情報収集を日常的にしていて、自分も投稿している人
- 興味をひきそうなネタを集めたり発信するのが好きな人
試した副業⑤:ブログ(ストックビジネスの王道)
自分が一番長く続けているのがブログです。
ブログはいろんな収益化をブログ内でできてしまう極めて自由度の高い副業と言えます。
- 広告収入で稼げる
- アフィリエイト(商品紹介)でも稼げる
- 自社商品を販売もできる
- Google検索からの集客もできる
ブログ記事はまずGoogle検索に載るため、良い記事を書き、記事数を増やしていくことで実績やフォロワーがいなくても検索エンジンから人を呼び込むことができます。
その後は読者の画面に表示されるだけでお金が支払われるアドセンス広告を貼ったり、Amazonの商品を紹介して売上の何%かをもらったり、アフィリエイトで企業の商品を紹介することで報酬が支払われたりします。もちろん自分の商品をブログ経由で売ることもできます。
他のSNSでできないことがブログなら全部できる、みたいな感じですね!
自分は今2つのブログを運営していて、月に50,000回以上は見られるものに成長しました。そこから少ないですがアドセンス広告が月3,000円、アフィリエイト報酬が月5,000円くらい入ってきています。
実は今までにブログは3つ作っています。1つ目は何もわからないまま始めたライフハック系ブログで一日20回も見られず、稼いだお金は半年で1,000円もいかなかったはず…。
一旦、絶望。
その後得意なことを発信してみようと音楽教育に関する情報を発信したのが2つ目のブログ。反応が良かったので今も続いています。
音楽教育のブログ単体ではほとんど稼げていない(月3,000円程度の広告収入)のですが、音楽教育のブログから音楽教育に関するコンテンツ販売に誘導していて、これが現段階で結構売れています(コンテンツ販売の部分で詳しく話します)。
そしてこのブログ「コギトは教員やめてみた。」は3つ目のブログになります。こちらはアフィリエイトなどで現在月5,000円くらいの収益があります。
もっといろんな記事を書いて頑張りたいです。
ブログ副業のメリット
- ニッチな分野でも収益に結びつく器の大きさ
- 一度成功すると半自動で稼ぎ続けられる
- 他のコンテンツに置き換えやすい
- 文章を書くスキルが本業にも役に立つ
- 公務員の兼業として認められる可能性が高い
話に聞くところによると、洗濯乾燥機(しかもその中の一つの商品)だけに特化したブログで稼いでいるという人がいるらしい。
「え、こんなジャンルで?」と思えるようなニッチな内容でも稼げる可能性があるのがブログであると言えます。
広告・アフィリエイト・自社商品販売などできることが多いから、とがった内容の発信でもどこかしらでマネタイズポイントが見つけやすいのがいいところなのではないかと思います。
また、ブログに人を呼んで、広告やアフィリエイトなどで報酬を得るという仕組みが出来上がってくれれば、後は放っておいても次の月も、また次の月も同じように報酬が入ってくるという良さがあります。
ストックビジネスってやつですね!
同じ記事を書く仕事でも、毎月書かなければいけないWEBライターとは大きく異なる点です。
ブログという自販機を作るイメージですね。
ブログの記事を台本にYouTubeで話して動画にしたり、切り取ってXに流したり、図解をInstagramに投稿したり。ブログのライティングが認められてWEBライターとしても働けたり。こんな感じで他の副業とのシナジーが生まれたり転用しやすいのもブログの良さです。
ブログでやっていた事がいろんな方面に活かせるというのは運営していてとても感じる点です!
ブログ副業のデメリット
- WordPressの導入が少し面倒
- テキストを書くことを継続できるのか問題
- すぐには稼げない
ブログと言えども、自分でドメイン(「http://」以降のアドレス)を自分で取得して一から作るWordPressブログと、はてなブログなどにアカウント登録して投稿という形でブログにする「無料ブログ」があります。
違いは以下です。
WordPress | 無料ブログ | |
---|---|---|
導入 | 難しめ | 簡単 |
初期費用 | 1万円程度 | 無料 |
ランニングコスト | 月1,000円程度 | 無料 |
機能 | 多い | 少ない |
稼ぐ自由度 | 高い | 低い |
WordPressは初期費用もランニングコストもかかりますが、ブログのメリットを最大限活かすことができます。
はてなブログなどの他社プラットフォームでアカウント作成して作るブログはアフィリエイトが禁止であったりなどの制限があるため、収益を得にくい部分が多いです。アカウント制限もありえます。
個人的にはやるならWordPress一択。
ブログ副業がおすすめな人
- テキストを書くのが好きな人
- コツコツと成果を積み上げていくことに快感を覚える人
ブログはまず人に見てもらうことが必要ですが、SNSのインフルエンサーや相当な知名度がない限り、閲覧者が増えるのには最低何ヶ月かの期間が必要です。
それまで全然見られなくてもコツコツ記事を書いていける継続力が大事です!
試した副業⑥:ライター(今後も需要あり)
公務員を辞めようと決意した後(ブログは既に始めていた)、クラウドソーシングサイトでライターに応募してやってみました。
- アマチュアオーケストラのコンサートのプログラムノーツ(8,000字で12,000円)
- IT系企業メディアのブログライティング(文字単価1.5円)
コンサートのプログラムノーツは自分の興味ともバッチリ重なってやりがいのある仕事でした。下調べも楽しく進められ趣味の延長のように作業ができました。執筆した文章もとても喜んでもらえ、仕事冥利に尽きるような依頼でした。
自分の書いた文章がどこかのコンサートでお客さんに読まれているなんて…キュンです。
ただ、このような仕事が毎月・毎年あるわけではなく、単発のお仕事になりました。
企業メディアのブログライティングの仕事はこれとは全く逆で、やったこともないようなオンラインゲームに関する記事の執筆を任されました。毎月2〜3記事3,000文字程度で記事に仕上げますが、本当に興味がないゲームだったので調べるのも結構苦痛でした。
この企業メディアのライティングは2・3ヶ月やって続ける気もあったのですが、企業メディアだったため報酬が源泉徴収されるみたいだったんです。
「副業バレしないのか?」と怖くなり、「源泉徴収しないで報酬もらうことはできませんか?」と問い合わせたら、その後お仕事をもらえなくなりました(爆)。
企業として源泉徴収しないことはいけないことみたいですね。面倒なヤツだと思われたかも…
ただ、企業メディアのライティングはキーワードの調査方法や見出しの作成方法などのノウハウがとても勉強になり、ここで学んだことを今もブログ執筆に活かせているのでやってよかったとは思っています。
現在ブログにコミットしているためライター業務は行っていませんが、興味のある分野やシナジーがある分野なら書きたいなと思っています(仕事くれ)。
ライター副業のメリット
- 書いた分だけ報酬になる
- 一旦契約すれば継続的な仕事になる可能性もある
- 成果に応じて報酬が上がる可能性も十分ある
- 文章を書くスキルが本業にも役に立つ
ライターとして仕事を受注する場合、ランサーズやクラウドワークスなどの仕事の受発注サービスを使うのが王道な方法です。ライターの案件も多いです。
クラウドワークス最初は低い金額(2,000文字で1,000円とか)でテストライティングをし、採用されると一記事3,000円とか、文字単価1円などの条件でお仕事をもらえたりします。
それなりの文章を書いて納品すれば約束された単価がもらえるのがブログと異なる点です。
継続案件があるものに採用されればどんどん仕事をもらえる可能性もあります。また、ライティングが上手だったり、WordPressに入稿、画像や図解の作成ができるとその仕事も任せられて報酬が上がる可能性もあります。
ブログやってればWordPressの入稿なんて楽勝だから両立もいいかも。
ブログとシナジーのある副業ということができますね。
ライター副業のデメリット
- ブログのようなストックビジネスにはならないし青天井に稼げない
- 苦手、興味のない分野の文章を書くこともある
- 〆切に追われがち
WEBライターはブログと違って書いた分だけすぐ報酬として支払われるのですが、逆に報酬はそれで終わりです。ブログのように1回書いた記事が今月も来月も稼いでくれるようなことはありません。
自分で文章を書く限り1ヶ月で書ける文字数は限りがあるため、ブログのように月100万円以上稼ぐ、みたいなことは現実的には難しい(集団でやるとか、スーパー売れっ子になれば別かもしれませんが…)と思われます。
全く興味のない分野(私にとってのオンラインゲームのような)のライティングをさせられることもあります。
結局私、一回もそのオンラインゲームをプレイせずに記事提出しました(笑)ゴメンナサイ…(でもその記事、検索順位上がったしイイよね)
ライター副業がおすすめな人
- 建築士や看護師など、社会的に権威性のある資格がある人
- 文章自体を書くのが好きな人
- 文章書くのが好きだけどブログには挫折した人
建築分野や医療分野の資格があると、その分野でのライティング案件を受注するのに大きなアドバンテージになることは簡単に想像できます。
そりゃ誰でも聞けるなら専門家の話を聞きたいもんね。
宅建取引の資格を持っている人は不動産に関する企業ブログのライティングなどに応募すれば質の高い記事を書けることが期待され、採用されやすく高単価の報酬ももらいやすいです。
「なんでもいいから文章書いていたい」という人はジャンルに限らず文章が書けるため、何を書くかを人が決めてくれるWEBライターはブログより良い、と感じるかもしれません。
試した副業⑦:プログラミング(勉強の期間が必要)
プログラミングは副業というより初期で脱落したので1円も稼げないまま終わりました。
プログラミングを始めようとしたきっかけは「音楽教育のアプリとか作ればおもしろそうだし売れるんじゃない?」という動機でした。
またプログラミングをやっているとブログを構築しているHTMLやCSS(厳密にはプログラミングとは言えないらしい)にも詳しくなって良いかな、という感じでした。
プログラミングってちゃんと勉強して一定の仕事ができるようになると引く手あまたで稼げるようになるとも聞いていたので「もしかしたらもしかして自分もハマるかも?」と思ってやってみました。
Progateというオンラインスクールを月額1,500円くらいで始めました。
コード(文字列のようなもの)を打つとそれによって画面が変わったり動いたりするのが「すげー!」って感じで楽しく、今やっているブログのデザインってこうやってできているんだーと勉強になることもあってなんとかHTMLとCSSは終了しました。
で、お次はJavaScriptというもの。今だに何をやるものなのかわかっていませんが、Javaに入って途端にわからなくなり、楽しさ激減。苦痛が増す…。
もうちょっと続けても良かったかな、と反省もしたのですが、挫折しました。
「プログラミングは合わない人はすぐにわかる」とも聞いていたので、これは自分には合わないのかなと断念しました。
プログラミング副業のメリット
- 今後食いっぱぐれないと言われるスキルである
- パソコンさえあればどこでも仕事ができる
- 大きく稼ぐことができる
プログラミングはお金になるまでの下積みが大変という話(実際に私は挫折)ですが、稼げるようになってしまうと引く手あまたの業界で、すぐに月6桁の収益は達成するとの話。うらやましすぎるぞ。
また、基本的にはパソコン一丁で仕事が完結するため、どこでも仕事ができるのも良いところ。
仕事も完成品もデジタルですからね。一番ノマドワークしやすそうなのがプログラミングかも!
プログラミング副業のデメリット
- 一定期間勉強してスキルを習得する必要がある
- 学習するための費用が必要
- 良きも悪きも仕事が全部PC作業
動画編集やWEBライターは実際の仕事になるまでのハードルが低めですが、プログラミングはある程度理解でき仕事もある程度できるようにならないと仕事になりません。
勉強するのも仕事になってからも好きじゃないと続けられない仕事かもね。
また、PCで仕事が完結するのはメリットでもありデメリットでもある気はしますね。
PCから逃げられない…、目のシバシバや腰痛との戦い。諸々の問題も起こりそうな気がする。
プログラミング副業がおすすめな人
- カチッと型にはめていくことが好きな人
- わからないことを調べて作業を進められる人
- 数学や論理的思考が得意な人
学校で数学を教えている先生なんかはこれを機に勉強してみるのもいいかもですね。
試した副業⑧:コンテンツ販売(売れた時は無上の喜び)
コンテンツ販売は私が一番注力していて、かつ最も多い収入を得ているものになります。
というか収入のほぼ全てがこれです(それもどうなのか)。
音楽の教員として18年働いてきたので、音楽教育に関するコンテンツを音楽の教員に向けて販売するということをやり始めました。
もともとは音楽教育関係のブログを運営していたんですが、運営自体は好きなことだから楽しいものの、収益化できるアフィリエイト案件がない…ということに困っていました。
ある時noteという「記事を有料販売できる」プラットフォームの存在を知り、これで音楽教育をコンテンツ化して売れば…?と考え、やってみたら売上があがりました。
コンテンツ販売ってそんなにもうかるのか…?
音楽教育というニッチジャンルだったため、まあ月2・3万円売れればいいところなんじゃないかなと思っていましたが、今ではその想像の最低10倍くらいは毎月収益が発生していて、自分でも驚くばかり。
需要のあるところに参入できたことや、適切に値上げをしたこと、ブログで培ったSEO(検索エンジンにサイトを上位に表示させる方法)を駆使できたことが大きいかもしれません。
今ではこのおかげで月の生活費をほぼ賄うことができ、公務員時代の月収を超える月も出てきました。
嬉しいです✨2023.5の収入が50万超え。公務員時代の月収を抜きました!
— コギト@公務員退職→フリーランスで月収超え (@cogito_free) June 1, 2023
もっと先の話かなと思っていましたが今月はグングン伸びて…。
来月はどうなるかわかりませんが、コツコツいいものを作り続けていきます。
次は年収超えを目指します😤
公務員止められたのもこのコンテンツ販売が当たったからですね。
コンテンツ販売は「自分の商品を自分で作って自分で売る」という全責任自分なビジネスとなるため、1コンテンツ作るのにかなり時間がかかります。
ただ、それが売れたときは本当に自分の力で勝ち取った収益に等しいのでテンション爆上がりです。
他にもコンテンツ販売として、既成の曲のピアノ編曲の楽譜を作成し販売サイトで売ったりする事業もやっています。
コンテンツ販売副業のメリット
- 売りたいものを自由に販売できる
- 一度リリースしたものが継続して収益になる
自分の得意分野をうまくコンテンツ化することができれば継続して稼げるし、コンテンツが10コ、20コと貯まっていけばどんどん売上も増えるのがいいところです。
コンテンツ販売副業のデメリット
- 売れるコンテンツを作るのに試行錯誤が必要
- 企画・制作・宣伝・集客など全部を自分で行わなければならない
コンテンツ販売のデメリットはなんといっても「産みの苦しみ」です。
ブログは既にある大手企業のプロダクトを紹介すればいいだけ。
一方コンテンツ販売は何を商品化するか決めて、実際に商品を作って、それの販売を始めて、宣伝し、集客する、というビジネスの要素が全部詰まった副業と言えます。
1つコンテンツをリリースするのにかなりエネルギーが吸い取られる…
コンテンツ販売副業がおすすめな人
- 何でもやってみたいジェネラリストタイプ
- 買ってくれそうな情報やノウハウを持っている人
- ブログをやっている人(内容が似ている)
試した副業⑨:コンサルタント(楽そうで大変)
コンサルタントと言うと企業の社長のブレインとなって高尚な意見を…、と思われるかもしれませんが、自分がやったのは(先に紹介した自分の成功副業である)コンテンツ販売を始めようとする人に対して一緒に戦略を考えるということをオンラインサロン内で行いました。
コンサルを受注してやったこととしては以下です。
- コンテンツ販売に関する基本情報をまとめて資料として渡す
- コンサル相手の現在の状況から、必要な施策や方法について考えて提案書を作成
- 提案書を読んでもらってオンラインミーティング
- 提案書にプラスして報告書を作成し渡す
実績がまだ少ないので、5,000円くらいで受注しました。短期の受注です。
今のところオンラインサロン内で半年に1度くらい依頼がある程度です。
コンサルタント副業のメリット
- すでにある過去の実績を商品にできる
- 高単価の収入になる可能性がある
- コンサルすることで逆に勉強になったりもする
コンサルタント副業のデメリット
- 責任が重い
- 親身になればなるほど時間単価は下がる
担当した人が成功するかしないかが(100%でないにせよ)自分の肩にかかってくるようなところがあるので責任感を感じるところはあります。
依頼した人にだけのサービス提供になり時間もそれなりにかけるので、労力に対する報酬にするとそこまでコスパの良い仕事というわけでもありません。
自分の場合だと、実際はコンテンツ販売のコンサルする時間でコンテンツを作った方が儲かるというか…。
コンサル料金が最初に決まっている場合、頑張っていろいろやってあげようと思えば思うほど逆に自分の単価は下がっていくというジレンマもありますね。
コンサルタント副業をおすすめする人
- ある分野ですごいと思われるくらいの実績がある人
- 人に教えたりするのが好きな人
試した副業⑩:得意を売る(ココナラ)
ココナラという「得意なことを商品にして出品できる」サービスに登録しました。
- PCでの音楽制作の実績を生かしたBGM編集
- 作曲の経験を生かしたピアノアレンジ
などを出品し、一度ボディビルの大会のためのBGMを編集してほしいという依頼を頂いたことがあります。(3,000円くらいのサービスにしました)
得意を売る副業のメリット
- 自分がすでにできることで仕事が受注できる
- 出品することにお金がかからない
ココナラのアカウントを作成し、得意を出品することは無料。
ココナラ内でやり取りが完結するため、名前や住所・メールアドレス、口座などが相手に知られることはありません。顔出しの必要も基本的にはありません。
イラスト描ける人とかはSNSのアイコン作成など、出品しておけば依頼が来るかも!自分のセンスが良いと思ってくれる人が誰かはいるはず。
どんなことに需要があるかはわかりませんし、イラストは描く人によってテイストが違うので、自分のテイストを気に入った人が依頼してくれることは十分ある話です。
とりあえずアカウント作って出品だけして様子を見てみるというのもおすすめ。どうせすぐに依頼は来ないと思うので(笑)
ココナラで実際に依頼が来ることは最初なかなかないかもしれませんが、「来たらラッキー」くらいの気持ちで登録してみてはいかがでしょうか。
得意を売る副業のデメリット
- 単発での依頼で、継続的な収入になりにくい
- 競合が多い場合もある
得意を売る副業をおすすめする人
- イラスト、音楽、ナレーション、占いなど得意なことがある人
副業のかけ合わせもおすすめ
以上、自分が少しでも経験した副業について紹介しましたが、いろいろ試す中で、「副業をくみ合わせる」のも効果があります。
私も以下のような組み合わせを行っています。
- アレンジ楽譜のサンプル音源をYouTubeにアップして集客する(なんなら広告収入も狙う)
- ブログから集客してnoteのコンテンツに誘導する
- コンテンツ販売の実績でコンサルする
逆に一つだけで完結させるという方が難しいかもしれません…
仕事やりながらいくつも副業なんて無理だよ…
同時に複数の副業を掛け持ちするのはおすすめしませんが、やっていく中で相乗効果があるものに手を付けていくのは自然な流れです。
まずはこれと決めたものを取り組み、続けることに固執せずいろいろ試しながら自分に合ったものを残していくイメージで進めるのが良いです。
まとめ トライ&エラーは給料もらっているうちに!?
自分の場合紹介した10の副業やってみて月に1万円以上稼げているのは今のところ「コンテンツ販売」のみ。他はおおよそ副業と呼べるにはまだ到達していない「体験した」くらいのレベルですね。
打率にしたら1割です。
でもその当たった1つで今生活ができているので、「当たればデカい」とも言えます。
また、当たった副業であるコンテンツ販売の一部には動画もありますし、ブログのライティングを使って書いていて、SNS経由でも売れていることから考えると、今稼げていない副業がまったく無駄だったわけではないということも言えます。
ライターしかできません!よりはサムネイルも作れてWordPressも使えるライターが需要ありそうだもんね。掛け算大事。
うまくいく副業が見つかるまでは手を広げて薄く・広くやってみるのも一つの方法ですね!
どの副業をやってみようかなと検討中の人はタダで始められるSNS(XやInstagram)や得意を売るココナラの登録、ランサーズやクラウドワークスでの仕事受注の登録から始めてみてはどうでしょうか。
SNSで発信したり、自分の得意なことを商品化してみると以下が自然とできあがってきます。
- 自分のアイコン
- 自分のキャラクターややりたいことやりたくないこと
- 他社に貢献できる得意分野
- アピールできる実績やポートフォリオ
フリーランスとして多方面で活動する下地ができる感じです。
ココナラとかランサーズで商売相手にプロフィールや商品を組立ててみるのは練習に最適。無料だから売れなくても無傷だからおすすめ!
X(SNS)
Instagram(SNS)
ココナラ
ランサーズ
クラウドワークス
フリーランスになってからいきなり仕事を始めると「稼げる見込みはないけどやってみるかー」というチャレンジはしにくいもの。トライアンドエラーして自分に合うもの・当たりそうなものを見つけるのは給料をもらっているうちが最適です。
参考になれば幸いです!
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