法務局でマイクロ法人を設立し、登記簿謄本や印鑑カードがもらえた!
あとちょっとやることはあるので、この記事を参考に手続きしてくださいね。
この記事では、法務局で法人(合同会社)の設立が終わった後の各役所への手続き・提出物についてまとめています。
マイクロ法人を設立する最初から最後までの流れのまとめは以下の記事をご覧ください。
【完全まとめ】マイクロ法人の作り方(仕組みから軌道に乗るまで完全網羅!)
それでは解説していきます。
- 大学院修了後教員採用試験不合格で一年浪人の後、合格
- 音楽教員として18年勤める
- 職場での人間関係や働き方に疑問を感じ、人生のこれからについて考え直す
- 2020年コロナがきっかけで副業を始める、2021年には副業収入6桁超え
- 教員を辞めることを決意、2023年3月に退職、5月には公務員時代の月収を超える
- 現在フリーランスをしながらマイクロ法人2期目
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マイクロ法人設立後の各役所への提出物一覧
マイクロ法人設立後の各役所への提出物は以下になります。
役所 | 必要書類 |
---|---|
①税務署 | 「法人開設届出書」「出資者名簿」「設立時貸借対照表」「青色申告の承認申請書」「給与支払い事務所等の開設・移転・廃止届出書」「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」 |
②県税事務所 | 「法人設立届出書」「定款のコピー」「登記簿謄本」 |
③市町村役場 | 「法人設立届出書」「定款のコピー」「登記簿謄本」 |
④年金事務所 | 「新規適用届」「被保険者資格届け」「被扶養者(異動)届」「登記簿謄本」 |
基本的にはマネーフォワード会社設立や会社設立freeeでほぼすべて出力できる書類なので心配いりません。
会社設立の際に入力した情報を元に自動で作成してくれるので作業はプリントアウトして中身チェックして提出するだけ。
※赤太字の年金事務所へ提出する「被保険者資格届」「被扶養者(異動)届」だけはマネーフォワードでは対応していなくて自分でダウンロードしました。(記事のこちらにダウンロードのリンクが貼ってあります。)
またこれら4箇所への提出はすべて郵送でもOKとなっています。
私は記念で全部窓口で手続きしてきました。
①税務署への書類の提出
税務署に提出する書類は「マネーフォワード会社設立」で全てプリントアウトできますので簡単です。
「法人開設届出書」「出資者名簿」「設立時貸借対照表」「青色申告の承認申請書」「給与支払い事務所等の開設・移転・廃止届出書」「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を提出します。
プリントアウトしたら日付や法人設立の際に発行された「法人番号」、会社実印を押して提出します(控も記入・持参して受付印を押して返却してもらいます)。
「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」の提出はマストではないのですが、源泉徴収の申告が毎月→年2回でOKになるので必ず出しましょうー。
②県税事務所への書類の提出
税務署とは別に県税事務所へも書類の提出が必要です。
法人設立届出書:マネーフォワードからプリントアウト
定款のコピー:設立時に提出した定款のコピーを持っていく
登記簿謄本:法務局で取得
③市町村役場への書類の提出
こちらもマネーフォワード会社設立でプリントアウトできますので簡単です。
法人設立届出書:マネーフォワードからプリントアウト
定款のコピー:設立時に提出した定款のコピーを持っていく
登記簿謄本:法務局で取得
県税事務所と同じ書類ですね。
④年金事務所への書類の提出
ここだけ結構厄介ですので詳しめに解説します。
まずこの年金事務所への書類の提出は法人設立し、元の職場も退職した後で、マイクロ法人での保険証を適用させたい日以降に提出する必要があるようです。
私の場合は3/31日に公務員の保険証が切れたので、4/1から適用させたく、4/1が土曜だったので4/3に提出しました。不安な場合は年金事務所に提出のタイミングを確認してください。
年金事務所に提出する書類は
- 「新規適用届」(法人で健康保険をやりますという届け)
- 「被保険者資格届け」(自分はこの法人の健康保険に入りますという届)
- 「法人登記簿謄本(履歴全部事項証明書)」
- 「被扶養者(異動)届」(扶養に入れたい家族がいる場合のみ)
ここまでの①〜③の書類はマネーフォワードが記入事項(名前とか住所とか)を埋めてくれていましたが、なぜか年金事務所への書類は全部白紙なので、自分で埋めなければいけません。
新規適用届
マネーフォワードからエクセル版をダウンロードして作成していきましょう。
上の黄色枠のところを埋めます。
1〜4:法人の名称や住所、名前などを記入。問い合わせ担当者も1人会社なら自分の名前です。
5:業態区分はこちらから調べることができますので自分の事業にあったものを選択して記入します。
6:こちらは「1.法人事業所」に○です。
7:設立時にもらった通知届から法人番号か会社法人番号を記入します。
8:支店なんてないと思いますので「本店」に○です。
9:外国ではないので「内国法人」に○です。
10:給与の締日と給与支払日は自分で設定しますが、締日は末日、給与支払日は翌月の末日にしておきました。ここに書いたからといって必ずその日に給与支払いを済ませなければいけないというわけでもないらしいです。マイクロ法人は毎月決まって45,000円とかに設定すると思うのであまり気にせずに決めて大丈夫かと思います。
11:給与形態は「月給」に○です。
12:従業員数は自分1人のマイクロ法人であれば「1人」です。
13:社会保険に加入する従業員数も自分1人であれば「1人」です。
14:労働日数と時間は適当に一月「20日」、一週に「40時間」と記入しました。
被保険者資格取得届
この届はマネーフォワードからダウンロードできなかったので年金機構のHPからダウンロードします。こちら
1〜2:法人と自分の情報を書きます。
3:1の「健保・厚生年金」に○です。
4:個人の基礎年金番号を書きます。
5:保険証を使い始めたい日(4/1とか退職の次の日など)を記入。
6:扶養したい家族がいれば「有」、なければ「無」です。
7:報酬月額は45,000円など、マイクロ法人で社保や税金が最適になる額を記入します。
アの通貨の欄に45,000円、イの現物は0円で、ウの合計に45,000円と記入しました。
被扶養者(異動)届
被保険者資格取得届の6で扶養する人を有にした場合は「被扶養者(異動)届」(こちらからダウンロードできます)も追加で提出します。
まとめ 手続きが済んだら保険証が届きます
必要な書類を提出し、特に年金事務所への手続きが終わると年金機構から「適用通知書」と「健康保険・厚生年金保険資格取得確認および標準報酬決定通知書」なるものが分かれて届きます。
そして念願の保険証もまた別に届きますよ。
保険証の券面には自分の設立した法人の名前もちゃんと載っていて、感動したりします。
保険証が来てすぐに謎の頭ニキビが発生して(デトックス効果?)皮膚科に行くのにありがたく使わせていただきましたとさ。
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