フリーランス生活になったら、会社員とは生活が結構変わってくるよね
良くなったこととか、気をつけることあったら教えてほしい
フリーランス生活も早いもので2年になろうとしているコギトです。
なりたてのウッキウキ期はとうに過ぎ去りましたが、精神的には安定した生活を送っています。
仕事のアレコレが頭を支配して、土日も全然心休まらないサザエさんシンドローム全開だった公務員(教員)時代。
それに比べると、今はオフ(自分の時間)を十分に満喫できる精神状態になりました。
これが一番大きい変化かなぁ、と思っています。
今回の記事では公務員(教員)を辞めて、完全在宅フリーランスになってほぼ2年の私が、
- どんなことが変わったか
- フリーランスになったらやったほうが良いこと
- フリーランス生活の注意点
について自分の体験ベースで話してみようと思います。
教材や楽譜などのコンテンツを作って自分でネットで販売する「コンテンツクリエイター」をやっています。
特に他から仕事を受注しているわけではないので、フリーランスの中でもかなり時間や業務に融通の効くタイプ。
人によっては納期に追われて日々忙しくしているフリーランスの方もいますよね。
フリーランスのタイプは千差万別なため、全てが参考になるとは限りませんが、こんなふうにやっているフリーランスもいるんだなという感じで参考になればと思います。
- 40代後半・独身男
- 大学院修了後一年浪人の後、教員採用試験に合格し18年勤める
- 職場での人間関係や働き方に疑問を感じ、人生のこれからについて考え直す
- 2020年コロナがきっかけで副業を始める、2021年には副業収入6桁超え
- 教員を辞めることを決意、2023年3月に退職、5月には公務員時代の月収を超える
- 現在フリーランスをしながらマイクロ法人2期目
【メリット面】フリーランスになって変わったこと
- 通勤がなくなる
- スケジューリングが自由になる
- 自分の信念に基づいて仕事できる
- 嫌な人と接しなくてよい
- やりたいことに飛び乗れる
通勤がなくなる
コロナ禍の強制で在宅勤務を初めてやった時から感じてはいました。
「通勤がないのは最高」だということに。
だって仕事開始の8:29まで自分の時間過ごせるんですよ。
職場までドアツードアで15分で行けるくらい近距離の人と比べたとしても、在宅なら毎日30分自分の時間が増えるわけです。
これは大きい。
もう通勤する仕事には戻りたくない…
スケジューリング自由
教員だった頃は、平日とにかく家事をしなくていいように休日にまとめて掃除・作り置きをしていました。
で平日はとにかく仕事に全集中です。
仕事のある平日を少しでもラクにできるように他の日の自分の時間を使っていた感じでした
もうそうせざるを得ない、というギチギチな感じ。
タスクこなしている感満載でしたね。
お子さんがいる家庭なんてもっと大変だよね…
タスクギチギチ状態だと土日2日とも好きに予定入れるなんてしません。
やりたくありません疲れるから。
平日の夜にどこか用事に出かけるのも次の日に差し支えるからイヤでした。
人生楽しめてない感よ…。
フリーランスになったらスケジュールを自由に決めたり変更したりできるようになりました。
- 役所や病院、銀行などに平日行ける
- 疲れてたら一日休みにする
- スケジュールを開けて旅行に行く
これメンタルにいいんです。思い通りに予定が組めない・進まないでイライラすることも少なくなった気がする。
やりたいことに飛び乗れる
スケジュールが自由になることで心に余裕ができました。
今まで余裕がなくてできなかったことにポンっと挑戦することができるようになりました。
- オーケストラ演奏企画に参加する
- 九州までコンサート聴くために旅行する
- 親を北海道に連れて行く
- 合唱団に入団する
- 久しく会っていなかった友達と会う
どれも公務員続けてたらやる気にならなかったであろうよ…
自分の信念に基づいて仕事できる
仕事が楽しくなったというと美辞麗句すぎる感じはします。
が、少なくとも仕事がイヤではなくなりました。
こんな仕事なんの意味があるんだよぉー!
という仕事を仕方なくやらなきゃいけなかった教員時代。
それがなくなったのが大きいです。
自分がやった成果が良くも悪くもダイレクトに跳ね返ってくるフリーランスなので、
よし、今日も頑張って売上伸ばすぞ!
毎日の仕事前には気合が入る感じです。
仕事の内容・方法まで全部自分で決められます。
不合理・仕方なくやる仕事というのは圧倒的に少なくなりました。
合わない人と接しなくて良い
一人で淡々とコンテンツを作っていくのがメインな自分。
仕事上人との関わりがめっぽう少ないフリーランス生活です。
教員時代はそれこそ生徒・保護者・同僚などなどいろんな人に囲まれて仕事していました。
社交好きというわけではない私は結構それに疲弊していたのかも。
どこか一人で静かに仕事できる場所を探して職場をウロウロなんてことも…(遠い目)。
教員生活18年で比較的幸せに仕事できたのはどんな年だったかを思い返してみました。
するとやっぱり「周りの人間関係に恵まれたかどうか」が大きかったです。
人間関係は仕事において最重要ですね。
今のフリーランス生活では出会いは少ないため、良い仕事関係になれる方と巡り合うのは難しいかもしれません。
しかし少なくとも合わない人との人間関係は自分からオフボタンを押せるのでそれはかなり気楽。
【デメリット面】フリーランスになって変わったこと
- 毎月の収入が気になる
- 基本的に一人
- 信用がなくなる
- 健康を崩しがち
- 相談相手がいない
- 生活が乱れがち
毎月の収入が気になる
フリーランスの収入の波の大きさってけっこうビビりますよ
公務員は毎月定額の収入があるため、収入が気になるなんてことは全くありませんでした。
逆にフリーランスの収入は多い月と少ない月があり、その波が激しいこと激しいこと。
最高の月収を叩き出したかと思えば、その次の月はその1/3ということも平気である
経済面だけを取ってみると、やはり公務員・教員は安定、フリーランスは不安定ですね。
ただ公務員・教員の収入が安定とはいえ、「安く定まると書いて安定」とも言えます。
どんなに頑張っても収入が対して上がらない「安定」の公務員。
全然稼げないリスクもありながら、頑張りようでは上限なく収入を増やすことも可能なフリーランス。
フリーランス2年目は1年目に比べて年収が100万円程度増えそう。
基本的に一人
会社単位で仕事をしてみんなでお金を分け合う会社員や公務員。
会社員の良さは、自分だけパフォーマンスが落ちてもチームとしてのパフォーマンスが落ちなければ自分の収入も下がらないこと。
一方のフリーランスはどこまでいってもパフォーマンスと収入は自分一人の肩にかかっています。
「一人の場所で仕事する」だけでなく「一人の責任で仕事する」のがフリーランス。
いくらチームで仕事していてもフリーランスとしての自分に割り当てられた仕事がこなせなければ収入はなくなります。
自分が成果を出せなかったときの保険がないというシビアさ…
信用がなくなる
人と「初めまして」をするとき。教員とフリーランスとでは相手の反応が変わります。
人「何の仕事をしているんですか?」
私「教員やってます」
人「おぉーそうなんですか!小学校ですかー?」
人「何の仕事をしているんですか?」
私「フリーランスやってます」
人「あ…、そうなんだ。あ、ところで…。」
「あ…」ってなんだよ(笑)。
気まずいのかよっ。
相手が何を察したのかわかりませんが、その後仕事についての話題がなぜか急に終わります。
フリーランスは自由だけど、「すごい・立派」という感じには見られず社会的地位は低いのですね。
クレジットカードとか、賃貸契約とかもしにくくなるとかいうよね
健康を崩しがち
フリーランスでは一つの仕事を集中して行うことも多いです。
教員・公務員時代のストレスからは解放されたものの、偏った生活になることで健康を崩しがち。
教員時代、毎日職員室と教室を往復してたことが健康につながっていたとは…
自分もフリーランス一年目にもれなく腰痛になり、そして太りました。
健康診断も公務員時代のように強制的に受診させられませんので、ついつい忘れがち。
相談相手がいない
公務員や会社員は周りにたくさんの人が働いています。
相談相手は見つかりやすいですし、逆に相談したくなくても報告・相談が義務です。
フリーランスになると、自分と似た仕事をしている人とつながりを持つことは少なく、相談相手がいません。
ネットでの仕事であればなおさらそうなりがち
自分から積極的に話せる人を見つけていく必要がありそうだね
生活が乱れがち
自分の思うがままにスケジュールが組めるのが最高のフリーランス。
出勤時間も退勤時間もなく誰も時間キーパーをしてくれないため、意識して生活リズムを作らないと乱れていきます。
- だんだん寝る時間が遅くなる
- だんだん起きる時間が遅くなる
- ついつい休憩でYouTubeを長時間観てしまう
- いつでもできるから、と家事をサボる
フリーランスになって時間ができたら家を綺麗に保てるなぁと思っていましたが大きな間違いでした。
フリーランスで1日中家に言えるのになぜか掃除しなくなるんですよ。
いつでもできるとやらなくなるね
起きる時間も気をつけないとどんどん遅くなってしまいます。
生活リズムは作るのは意思が強くないと苦労するかもしれません。
フリーランスになったらやった方がいいこと
フリーランスになろうとしている過去の自分に「これやっといた方がいいよ」とアドバイスするとしたら?
- 健康を取り戻す・維持する
- 今までできなかったことをやる
- 生活パターンをいろいろ試しながら決める
- 収支を見直す(倹約)
- コミュニティに所属する
健康を取り戻す・維持する
多くのフリーランスが言っています。
健康はマジ大事、絶対。
フリーランスになったら一旦時間に余裕はできるはずです。
体の不調があるなら改善を最初にやるのが良いです。
自分も以下、頑張って改善中です。
- 腰痛や首のコリを改善する
- 肌荒れ、爪の割れ
- 歯の治療
病院に通ったり薬を毎日ちゃんと塗ったりなど、こまめに行うことができるようになります。
改善も結構スムーズに進みます。
働けない体になってしまったらフリーランスは保障がありません。
健康もお金も失うことになります。
体の資本は1番大事です。健康はマジ大事、絶対(2回目)。
治療だけでなく健康の維持にも気をつける必要があります。自分が健康に関していま意識しているのは以下です。
- プロテイン飲む
- ゆっくり食べる、食物繊維摂る
- ジムに通う(ストレッチ・筋トレ)
健康診断は公務員のときのようにタダではありませんが、フリーランスも割と安価に受けることができます(基本的なもので5000円くらい)。
毎年とは行かなくても、2・3年に一度は受診した方がいいと思います。
今年は胃カメラに飽き足らず、大腸検査まで受けてみました
今までできなかったことをやる
仕事が大事なのはフリーランスになってももちろん変わりません。
しかし公務員・会社員の時と同じように働き詰めになってしまうと意味がありません。
時間の自由度を活かして今までにできなかったことを思い切ってやってみるのがおすすめ。
フリーランス1年目に以下の事を実現しました。
- 旅行に行く
- 疎遠だった友達と会う
- 趣味を再開(歌・楽器など)
- 親孝行する
人生何があるかわからず、真面目な話、もしかしたら明日死ぬかも。
できる時間があるならすぐにやりたいことを実現させてしまって「幸福の利確(利益確定)」をしましょう。
生活パターンをいろいろ試す
生活パターンをアレンジできるのもフリーランスの特権です。
- 早朝から起きて仕事、夕方からは自由
- 夏は涼しい朝に仕事、冬は日が出て暖かくなってから起きる
- 昼ご飯を食べた後はジムにいく
など、自分の好みや季節に合わせてカスタマイズ自由。
- 一番仕事がはかどる過ごし方
- 無理なく一日をこなせる過ごし方
- 一人サマータイム導入
など自分にとって意外に良い方法が見つかるかもしれないのでいろいろ試してみるのがおすすめ。
収支を見直す(倹約)
会社員時代はもうとにかく時間が一番大事。忙しいのにかまけてこんなことしちゃってませんでしたか?
- 手間のかからない冷凍ものや弁当・外食を使う
- 休日にまとめ買いをする
- 時短グッズや機器を使う
フリーランスになったら、是非収支や消費を見直してみてください。
これ、昔は不可欠だったけど今は別にもう必要ないのでは…?
というものが結構見つかります。
自分の場合、退職後しばらくで以下のように変えました。
- お弁当買わない、食事はとにかく自炊
- 必要なものを必要な時に吟味して買う
- ルンバ、食洗機を手放す
必要のないものを買わない、自炊する、不要な機器やサービスを手放すことによって生活費の節約ができます。
もし10,000円節約できたとすると、その10,000円は稼いだのと同じです。
節約は副業と同じ
フリーランスになってからは基本毎日自炊しています。
買いたいものがあっても「とりあえず一回考えてから」と判断保留します。
ルンバ・食洗機は便利なのですが、結局メンテナンスにもお金がかかるし、まあ自分でやればいいじゃんって思うようになって手放しました。
コミュニティに所属する
フリーランスは大概孤独に仕事することになります。
私のように基本ソロ活動が好きな人はいいのですが、そうでない人はどこかのコミュニティに所属するのが良いです。
気分転換できるしメリハリが出ます。
- 音楽サークル(合唱団)
- オンラインサークル(リベシティ)
で今活動しています。
なんなら自分でオンラインコミュニティを立ち上げてしまうのも一案。
音楽教員のためのオンラインサークルを立ち上げてみました。
オンラインコミュニティを立ち上げるのは、ハードルは結構高いと思われがちです。
でも収益を追い求めなければ、自分が好きな場をつくって仲間が見つかって勉強にもなる自分に最適のコミュニティが作れます。
少なかったとしても人が集まりそうなら試してみるのはどうでしょうか。
まとめ 自分の生活を好きに組み立てよう!
フリーランスになると会社員より時間的にはとても裁量が効くようになり自由度が高くなりました。
自分の好きなように一日を組み立てることができるためストレスも少ないです。
ただ、その行動の積み重ねが収入にあらわれてくるのがフリーランス。
自分を律しながら自分の生活パターンを考えていく必要はありますね。
なんでも自分の好きに決めたい人は特にフリーランス向きだよね
せっかくフリーランスになったのなら、とにかくできるうちに人生でやりたかったことを先送りにしないでやってしまうことを本当におすすめします。
会社員の人が退職後に「退職金と年金でいい暮らしをしよう」と考えるのはまっとうな考えです。
しかしこれはある意味「幸せの先送り」です。
今やりたいことを我慢して会社員として働く代わりに、老後の幸せを保証してもらおうとしているんですよね。
でも、本当にそうなりますかね?
退職前に体を壊したりして老後行きたかった旅行にいけなくなってしまったら、お金があっても行けません。
そしたらいったい何のために今我慢して働いているのでしょう。
今行きたい旅行に行けるのなら行けるタイミングで行ってしまうべきなのではないでしょうか。
そのような意味で、ここで書いた「幸せの利確」は大事と自分は考えています。
フリーランスはこの「幸せの利確」がやりやすい状況にあります。
この特権を大いに利用して自分の人生を素敵に飾って行きましょう〜。
自分はそうします。
あなたはどうしますか?(なかなか煽るやん)
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