【体験記】教員辞めることを家族に納得してもらう3つの方法

教員やめることを家族に納得してもらう3つの方法
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「俺、教員やめる。」

教員を退職することを決意した年の8月、実家に帰った時に親や兄・姉夫婦に伝えてきました。

仕事を辞めることは自分にとって大きな決断ですが、家族にとっても大きなニュースです。

自分が決めた退職で

  • 不安や心配させてしまったり
  • 介護など一族の状況に変化が起こったり
  • 住む場所がかわったり

周りの人も少なからず影響を受けます。

自分がやめることを伝える時にはタイミングを図りましたし、どんなことを言われたり聞かれたりするんだろうとドキドキしました。

コギト

結果、家族みんな退職には納得してもらえました。

記事の前半では、母・父・兄弟姉妹にやめることを伝えた時のやりとりを紹介します。

新しい道を選んで今の職から離れるとき、家族だからこそ心配になり反対されることもあるかもしれません。

記事の後半では、辞めることを家族に納得してもらうためのコツについても書いています。

家族に退職を納得してもらう作戦
  • いきなり言わずに前もってほのめかしておく
  • 転職や副業などの実績を作り、先の見通しを説明できるようにする
  • 万が一の場合の第2案を考えて説明できるようにしておく

一人の人間の体験記として参考にしていただければと思います!

ブログ運営者

コギト

  • 大学院修了後教員採用試験不合格で一年浪人の後、合格
  • 音楽教員として18年勤める
  • 職場での人間関係や働き方に疑問を感じ、人生のこれからについて考え直す
  • 2020年コロナがきっかけで副業を始める、2021年には副業収入6桁超え
  • 教員を辞めることを決意、2023年3月に退職、5月には公務員時代の月収を超える
  • 現在フリーランスをしながらマイクロ法人2期目
目次

教員辞めることを話したときの家族の反応

教員辞めることを話したときの家族の反応

母に話した時の反応

私は実家が遠方ですので、毎週末に母と電話で話しています。

今の仕事の状況が自分の思っているような状況ではないことや、人生一度きりだからチャレンジしたいこと、辞めることを考えていることはチラチラと毎週話していたので、これがよかったと今は思います。

自分のことを1番に心配してくれているのは母なので、やめることを決めて伝えた時

自分が思う通りにやっていいと思うよ。

と最終的には言ってくれましたが、きっと内心はとても心配しているのでは、と思います。

辞めたらどうやって生活をしていくの?
副業の収入って安定的に入ってくるの?

などいろいろなことを聞かれたので、今やっている副業収入のことを実際に振り込まれた額を見せて説明しました。

また、自分の考えとして今のまま教員をやっていたら両親に何かあったとき(介護など)色々やってあげられない、と思っていたので、それも話しました。

きっと教員を続けていたら年に両親と会えるのは年に2回の多くて1週間程度、それで計算すると、多分両親が生きている間に一緒にいられる時間がもはや1年を切ります。

両親との時間をたっぷり持つことを考えても教員を定年で退職してからでは遅いです。私が60になったころには親はもう80代。既に歩けなかったりするでしょうから、一緒に旅行にいったりすることもできません。するのは介護だけ。

コギト

そんなの、なんのための仕事なのかわからない。

「親孝行、したいと思う時に親はなし」みたいなことを言いますが、それを地でいくのは自分は嫌でした。

教員をやめたら、頻繁に実家に帰れること、過ごす時間が長くなることも話しました。こんなことを考えているのは母も嬉しかったみたいです。

父に話した時の反応

父はシリアスな話を話したり聞いたりするのがとても苦手な人です。

以前帰省した時に両親と自分で食卓を囲んでいて、教員やめようと思ってることを軽く話題に出してみたら、その話は母に任せたと言わんばかりにスーっと奥にひっこんでいきました(笑)

そこでの話は母が父にも伝えてくれていたみたいで、実際にやめることを決めたと時には

食っていけるならそれでいい。

と言葉少なく言っていました。

心配だったのは生活の部分だけだったのか、思うことがいろいろありながらも口にするのが苦手なのか、とにかく父との話は3分も立たずに終わったのでした。

姉、兄に話した時の反応

姉や兄も母と同じで「大丈夫なの?どうやって生きていくの?」みたいなことを聞いてきましたが、

反応は結構ライトでした。

兄家族(兄の嫁含む)は

兄夫婦

え、じゃあどこでも仕事できるってこと?なら海外とかで仕事もできるじゃん。ワーケーションしちゃいなよー、自分もやりてー。

みたいに結構盛り上がってました(他人事…)

教員やめることを家族に納得してもらうためのコツ

教員やめることを家族に納得してもらうためのコツ

自分の場合はこんなかんじでかなりすんなりと納得してもらえたのですが、あなたの家族の場合はそう簡単にいかないかもしれません。

両親が個人事業主やフリーランスだったりして、リベラルな間隔の持ち主なら話がうまく行くかもしれませんが、一度就職したらそこで勤め上げるのは筋、みたいな感覚をもっていたりすると「フリーランスなんてうまくやれるわけがない」とか「食っていけなくなったらどうするんだ」みたいなことを言われてしまうかもしれません。

これも自分の家族であるあなたのことを思って言うのだということには間違いないのですが、なかなか説得するのが難しくなってしまいますね。

私が体験して感じた、教員を辞めることを納得してもらうためのコツは以下の通りです。

  • 事前にほのかしておく
  • 辞めた後の計画やこれまでの実績をしっかり伝える
  • 失敗した時のリカバリー案も用意しておく

事前にほのめかしておく

コギト

この方法は結構有効でした。

ちょっと教員やめたいと思ってるんだよねー」と前々から少しずつ伝えておくことで、

  • 相手の反応を見て、実際に辞める時の伝え方を考えることができる
  • 相手にも心の準備ができる
  • いざ辞めるときにも「前にも言ったんだけど」とすんなり切り出せる

と言う点でとてもやりやすくなるのでおすすめです。

実際自分の場合、兄には事前には何も伝えていずに辞めることを決意した段階で初めて切り出したのですが、兄も「まじか!」とびっくりしていました。いきなり切り出すのは反応が読めないため、伝えるこちら側も緊張します。

母には事前に「辞めたい」と雑談レベルで何度も話していたので、いざ決めた時「前にも言ってたたけどやっぱりやめようと思うんだよね」と気負わずに切り出すことができました。

やめたい教員

話される側にしてみても心の準備ができていていいですよね。

いきなり教員辞めることをシリアスに切り出された側はびっくりして感情を荒げたり、心にもないことを言われてしまうこともあるかもしれません。普段の雑談で自然と気持ちを話しておけると良いですね。

やめた後の計画やこれまでの実績をしっかり伝える

仕事を辞めることでの身内の心配点は収入(経済的な面)でしょう。

本人やその家族はやめた後に生活していけるのか」という点です。

実際言葉数が少ない父に話したときに一つだけ確認されたことは「生活していけるのか?」という一点でした。私にはすでに辞めた後の収入の見込みはあったので、それを説明したら納得してくれました。

コギト

今仕事以外の副業で稼げているなら、強力な説得材料になりますね。

  • やめた後に何をして収入を得ていくのか
  • やめた後の収入がどのくらいになりそうなのか
  • 今現在どのくらいの収入を得ているのか

事前に計画や実績をまとめて、説明できるようにしておくと良いです。

失敗した時の第二案を話す

仕事やめてうまくいかなかったらどうするんだ

というのも言われそうなセリフです。たしかに辞めた後に生活がうまくいかないリスクはあります。

うまくいかなかった時にはこうする、という「失敗した時の第二案」をしっかり考えておいて説明できれば、

そこまでちゃんと考えてるのか…、それなら。

と安心してもらえます。

私が実際に話した「第二案」は以下です。

  • 家は売って実家に帰る
  • 教員にもどる、非常勤講師として働く

第二案は家族を説得するときだけに使うのではなく、仕事をやめようとする時には絶対に考えておいた方が良いプランです。

教員の場合、今は人手不足なので、一旦辞めた後に非常勤講師として働くことは簡単にできそうですし、もう一度採用試験を受験して合格することも難しくないのではないでしょうか。

また教員として再度働くと収入も安定するため、良い第二案になりえます。

コギト

私も非常勤講師としてなら、戻ってもいいかなと考えています。

辞めてから報告はダメなの?

特にあなたに家庭があって配偶者や子供がいる場合、あなたの仕事が変わることは家族にとっては重大なことです。

  • 収入が減って今まで通りのレベルで生活できなくなるかも…
  • 住むところやライフスタイルがかわるの…?

など気になることがたくさん出てきますから、しっかり相談すべきですよね。

一方独身で一人暮らしなどの場合(私はこれ)などは、特に仕事を辞めることを家族などに伝えなくても自分で決めてしまってもいいのではないか?と考えることもできます。

経済的にもライフスタイル的なことにしても周りに影響を与えることがかなり少ないからです。

それでもやはり、自分が大事にしている人、自分のことを大事に思ってくれている人(親・兄弟・恋人)にはあらかじめ伝えておくことをおすすめします。

自分が思っているよりも、家族や近しい人は自分のことを気にかけ、心配してくれています。

私の親は、辞めることを伝えた時に「自分の好きなようにしなさい」と背中を押してくれましたが、それでもやはり「この子はこの先大丈夫なのか、ひもじい思いをしないかな」と心配に思っていることはヒシヒシと伝わりました。

コギト

母なりに精一杯自分の背中を押してあげようとしてくれていたんだと思います。

心配させるのが心苦しくて退職を伝えるのをためらうかもしれませんが、いずれわかることだし、いつかは言うこと。できれば退職する前にやめることを大事な人には伝えましょう。

それでも「言うと絶対反対されるから」という人もいると思います。

何も言わないで辞めてから報告、という強行突破も最終的にはありかもしれません。

教員をやめるときは家族の心配を解消する

教員を辞めることを家族に伝えてみて、家族や周りの人が心配するのは以下の2点が中心かと思います。

  • 仕事をやめた人が経済的に破綻せずに生きていけるのか
  • 仕事をやめることによって自分たちが影響を受けるのかどうか

家族として仕事をやめる人自身のことも心配だし、同時に自分たちへの影響も心配、というわけです。

コギト

この心配を解消できるように説得すればきっとうまくいきますよ。

あともう一つ大事なのは普段から「この人はしっかりしているから大丈夫だ」と思わせるような行動や生活をしていると、話を聞いてもらいやすくなる、ということ。普段から親に金銭面で頼っていたり、仕事や家庭生活で問題を起こしていたら「この人には無理なんじゃないか」と思われてしまいますよね。

信頼関係や安定感を築いておくことは大事です。

教員をやめることを身内に伝えることで悩んでいる人に今回の記事が参考になれば嬉しいです!

今回は以上です!

教員やめることを家族に納得してもらう3つの方法

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