マイクロ法人って1年目は大変そうだけど、2年目からはどうなの?
シンプルな形態のビジネスであれば2年目からは相当楽になります!
今回はマイクロ法人の2年目以降の年間スケジュールを紹介したいと思います。
マイクロ法人初年度は設立関係で以下のような作業があって結構大変でした。
- 設立登記申請の作業
- 法人口座や各種の契約などの作業
また、マイクロ法人に関わる全ての作業が初年度は(当たり前ですが)初めてになるため、何をやるにも時間がかかる状況でした。
一方2年目は、1年目にやったことを繰り返せばいいだけなので、かなり楽になります。
決算処理や年末調整を除けば、法人運営にかかる時間はほとんどなくなっています。
- 大学院修了後教員採用試験不合格で一年浪人の後、合格
- 音楽教員として18年勤める
- 職場での人間関係や働き方に疑問を感じ、人生のこれからについて考え直す
- 2020年コロナがきっかけで副業を始める、2021年には副業収入6桁超え
- 教員を辞めることを決意、2023年3月に退職、5月には公務員時代の月収を超える
- 現在フリーランスをしながらマイクロ法人2期目
マイクロ法人2年目の年間スケジュール
マイクロ法人2年目以降、法人運営のために行わなければいけないのは以下の項目(事業活動は今回の記事では無視して、法人維持のためのタスクのみ説明します)。
- 社会保険料支払い(毎月)
- 役員報酬支払い(毎月)
- ビジネスに関わる帳簿付け(適時)
- 源泉所得税の納付書の提出(7月と1月の2回のみ)
- 算定基礎届の提出(7月の1回のみ)
- 年末調整(1月)
- 決算処理と法人税の支払い(年1回)
自分のケースでスケジュールを図解すると以下のようになりました。
こうやって見ると法人運営は夏から秋が余裕がありそう。
自分の場合公務員を辞めてからすぐに法人運営して社会保険料を安くしたかったので、3月設立の2月決算としましたが、そのような事情がないのであれば、9月10月あたりを決算月にするのも悪くなかったですね。
余裕をもって決算処理ができます。
マイクロ法人2年目の運営の各月の手間
年の2/3の月はやることほぼゼロ
また社会保険料の支払いは設立当時は振込用紙が来てからPay-easyで手動で振り込んでいましたが、持っている法人口座が社会保険料の自動引落しに対応したため、支払いに関する手間は0になりました(嬉しすぎ…)。
役員報酬も社会保険料が変わらない(変わるのは4月の支払いから。詳しくはこちら)うちは毎月定額の振込となるので、自動振込設定しておけばこれも毎月の手間は0。
普段はマイクロ法人のことはほぼ考えずにすむ感じになりました。
自分の場合、5・6・8・9・10・11・12・2月は社会保険料と役員報酬の支払い以外の作業はないため、1年のうちの8ヶ月間はマイクロ法人運営の作業時間は0ということになります。
かなり楽だねっ。
算定基礎届(7月)や源泉所得税の申請(7月・1月)についてもそれぞれ30分以内でできるのでそれほどの手間ではありません。
1年目に出したものとほぼ同じ内容で出せばいいので簡単。
年末調整や決算処理はセルフならちょっと時間がかかる
マイクロ法人運営で一番手間なのは、1月の「年末調整」と決算月以降に行う「決算処理・法人税支払い」になります。
セルフで行うならこれには1〜2時間程度の時間がかかります(もちろん税理士さんにお願いしているのなら、やってもらえます)。
自分の場合はネット完結の販売や受注の仕事しか法人に充てていないため、帳簿つけも年末調整や決算の時期に1年分一括して行っています。
年末調整や決算については以下の記事のようなことを行います。参考にご覧ください。
【完全まとめ】マイクロ法人の年末調整・法定調書など1月にやることを全部解説
【保存版】マイクロ法人の決算処理を自力(税理士なし)でやる方法を全解説!
マイクロ法人運営、2年目からは楽になります
こんな感じでマイクロ法人の2年目以降の運営は設立に関する作業がない分、かなり楽になりました。
1月の年末調整と決算作業以外は全然楽にできますので安心してください。
個人的な感覚だと、このくらいの手間で社会保険料が安くなるなら全然やります!といった感じ。
2年目以降の法人運営のコストは1年目と比べてどう変わるの?
↓マイクロ法人の2年目以降のランニングコストについては以下の記事で解説しています。
【年収いくらから?】マイクロ法人の維持費と後悔しない判断ポイント(損益分岐点)について解説
マイクロ法人運営は問題なくできるようになったので、法人売上をちゃんと立てられるようにがんばります!
今回は以上です!
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