確定申告が終わったら、パーっと遊びにいきたい気持ちを抑えて、次年度繰越までやってしまいましょう。
マネーフォワード クラウド確定申告の次年度繰越について解説します。

次年度ってまっさらな状態から始めるわけじゃないものね…。
以下のような項目を次年度に引き継いで、そこから新たな年度の処理を始めるのが「次年度繰越」の処理になります。
- 現金や預金などの残金
- 売掛金(回収されていない商品の代金)や未払金(まだ支払っていないクレカの代金)
- 10万円以上の固定資産(パソコンやスマホなど)の減価償却
こんなものが引き継がれて、次年度のスタート時に自動でデータ集計されています。



同じ会計ソフトを今年度も次年度も使うと、この繰越がとても簡単です。
次年度繰越の方法(マネーフォワードクラウド)
「決算・申告」→「次年度繰越」をクリックすると以下のような画面になります。


「○○年度のデータを繰り越して次年度を作成」の部分から、繰り越すデータを全て選択します。



確定申告が終わった今年のデータを触ってしまうと来年帳尻が合わなくなるのでロックしておきましょう。「仕訳入力を制限する」にチェック。
「データを繰り越して次年度を作成」をクリックすると次年度へ繰越がされます。



一回繰り越してもやり直すこともできるので安心してください。
その後「各種設定」→「開始残高」をクリックし、普通預金や売掛金、工具器具備品などの固定資産、未払金(クレカの残債)など、あるべきものの金額が入っているか、確認します。
ここに記載されている数字から次年度スタート、ということになります。
会計ソフトはなるべく乗り換えない方が楽


これで次年度への繰越と次年度の会計の準備が完了しました。



あとはいつも通り仕訳をやっていけばいいわね。



この機会に他の会計ソフトに変えたりしてもいいの?
年度の始まりから他の会計ソフトに乗り換える場合は年度途中で乗り換えるよりも簡単です。基本情報を登録して開始残高を入力すれば基本終わりですし、他社への乗り換えサービスを用意している会計ソフトもあります。



ただ、今までの仕訳を覚えてくれていたり、按分設定や減価償却の保存など、同じソフトで次年度も使うメリットは大きいです。
なるべく「このソフト」と決めたら、ずっと同じソフトを使っている方が、手間は少なくて済みますね。
今回は以上です!
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