退職するとすげーよ、住民税額。
って現役教員時代におじさん先生が言っていました。
「ふーん、そんなものか、まだまだ先の話」って思ってたら43歳にして公務員(教員)を辞めたのでその現実が早くも来ちゃいました。
というわけで退職前の年収額もそれにかかる辞めた後の住民税額も大公開しちゃいます。(ちょっと恥ずかしい…)
それに関連して以下のようなことも解説していきます。
- なぜ住民税は辞めた後高いのか?
- 辞めた後の住民税をお得に支払うコツ
退職後の住民税額が気になる人、これからフリーランスになる人で税金の支払いが不安な人は是非ごらんください。
- 大学院修了後教員採用試験不合格で一年浪人の後、合格
- 音楽教員として18年勤める
- 職場での人間関係や働き方に疑問を感じ、人生のこれからについて考え直す
- 2020年コロナがきっかけで副業を始める、2021年には副業収入6桁超え
- 教員を辞めることを決意、2023年3月に退職、5月には公務員時代の月収を超える
- 現在フリーランスをしながらマイクロ法人2期目
なぜ住民税は公務員を辞めた後高いのか?
住民税は公務員や教員(会社員もですが)を辞めた直後の年は高額になります。
なぜなら、今年の住民税額は去年の収入(正確には所得)で決まるから。
教員や公務員を辞めてフリーランスになった場合収入が下がる場合が多いと思います。所得税などは下がった収入に応じて支払うので問題ありませんが、住民税は去年の所得によって決まるので高いままなんです。
公務員の時の高収入分の住民税を払うことになるわけですね…。
収入は低いのに高い住民税を払うという地獄の一年…。
ちなみに保険証を貰うために支払う「国民健康保険料」も同様に前年の1〜12月の所得によって決まるため、公務員を辞めた1年目は高くなります。
↓以下の記事も参考にしてください。
公務員・教員からフリーランスになったら保険証ってどうなるの?一番お得な健康保険制度について解説
しかも、公務員時代は住民税なんて天引きされていましたから、辞めたあと自分で支払うようになって心理的痛みも大きいですよね。
ただし、この「公務員辞めた年収入が下がるけど住民税高い」問題は2年目からは解消されるのでそこは安心。
収入が低ければ、2年目は1年目の低い収入をもとに住民税が決定されるからです。
【大公開】公務員辞めた後の住民税額
こんな感じでした。
住民税額はなんと294,900円も今年払うことになっています。
本来なら399,000円を払うはずなのですが、ふるさと納税を10万円していたのでその分住民税が10万円くらい引かれています。
住民税の計算は、ざっくりいうと収入額から各種控除を引いた金額(上の明細書では「課税標準額」の3,992,000円)のだいたい10%の金額になります。
3,992,000円の10%ですから、住民税は39万円くらいになるのですが、ふるさと納税で「住民税の先払い」をしていたのでその分今年の住民税の支払いが軽くなったんです。
ふるさと納税、マジでやっておいてよかったです!
住民税は1回で払うこともできるし、4回に分けて払うこともできるみたい。
4回にしても、毎回73000円程度の支払い。痛い…。
個人的には4回に分けて支払った方が良いです。理由は後述します。
2年目以降の住民税はどうなる?
フリーランスの稼ぎによります。フリーランス1年目に300万円の収入があり、経費や控除で200万円使ったとする(そんなに経費にできるのかな…)と、課税所得が100万円となり、その10%で住民税はおよそ10万円程度になります。
公務員を辞めた後の住民税をお得に払うコツ
公務員を辞めた後の住民税をお得に払うコツがあります。以下2点になります。
- 公務員をやめる前年にふるさと納税をする
- 楽天ペイなどでポイント払いする
一つずつみていきましょう。
公務員をやめる前年にふるさと納税をする
住民税自体が安くなるわけではないものの、公務員をやめる前年(2030年の3月でやめるなら2029年の1〜12月の間)にふるさと納税を満額しておくのがおすすめ。
収入のある公務員時代に辞めた後の住民税を前払いしておける形になるため、辞めた後の出費が少なくなります。
もっとも、ふるさと納税はそもそも辞めるにしても続けるにしても、公務員には最強の節税方法になりますのでまだやっていない人には是非始めることをおすすめします。
自分の場合は退職の前年に所得に応じた最大額の10万円程度ふるさと納税していたため、辞めた年の住民税額も10万円くらい少なくなっていました。
辞めた直後は精神的にも支出に敏感になりそうだから少しでも税金を減らしておけるのはいい方法ですね。
楽天ペイなどでポイント払いをする
自治体によってできるところとできないところがあるようですが、地方税をQRコード決済できるところが増えています。
納付書に上の写真のような支払い用QRコードがあれば、○○ペイなどで支払いができます。
自分の場合は楽天ユーザーなので以下のように楽天ポイントを貯めまくってから、4期の支払い期日に合わせてポイントを使って楽天ペイで支払いをしました。
1:住民税支払い期日の第一回目の6/30に合わせてそれぞれ楽天市場で日用品等の買い物をして楽天ポイントを貯めておく
2:6/30直前までに溜まったポイントを使って楽天ペイで支払い
3:次の8/31直前に期間限定ポイントも含めてポイントが最大化されるように買うものを計画しポイントを貯める
4:8/31に貯まった楽天ポイントを使って住民税支払い
5:以下10/31・1/31も同様に支払い
支払いの手順は以下です。
- 支払い期日間近になったらポイント残高を確認
- 足りない分を楽天キャッシュにチャージ(なんとチャージでもポイントがたまる)
- 住民税通知書のQRコードを読み込んでポイントを全部使って決済
このようにして自分の場合だと毎回15,000〜30,000円分がポイントで支払えるので、トータル1年で支払わなくてはいけない住民税294,900円分の60,000〜80,000円分がポイントで浮いた計算になります。
楽天ポイントは還元率が高くてたまりやすいのと、コンビニやスーパー・レストランなど、いろんなところでポイントが貯まるのでおすすめです。
逆に考えると、「ポイントがつかないところでポイントを使う」のが一番効率的(ポイントが貯まる場所では貯めておくのが良い)。
貯まった楽天ポイントは支払うことによってポイントがつかない住民税や固定資産税、自動車税などに使うようにするのが最適な使い方になりますので是非やってみてください。
ポイント貯めるためだからと言って無駄遣いはせず、生活必需品や買う予定だったものを買って賢く貯めるのが大事です。
楽天ポイントを貯めるにはまず楽天カード(年会費無料)・楽天銀行口座(口座維持手数料無料)を作成するのがマストです。こちらもまだ持っていない人はなるべく公務員をやめる前には作っておくことをおすすめします。
公務員辞めた後では最悪カードの審査が通らないこともあるからやめる前につくっておくのが良いかも。
まとめ 公務員退職後の住民税額は簡単にわかる
公務員の退職後は今まで天引きで気にしていなかった住民税の支払い通知が届き、しかも結構な金額のためびっくりすると思います。
3月退職→4月からフリーランスという方の場合、フリーランスになった1年目の住民税額は、退職前やその前の年の住民税額と似た金額になるので、気にしていなかった住民税額を調べておくとよいと思います。
「給与所得等に係る町民税・県民税 特別徴収税額の決定通知書」みたいな通知書が毎年事務から配付されていると思いますのでその通知を見ればわかります。
また、ふるさと納税をしておく、楽天カードなどを作って楽天ペイでポイント払いするなど、フリーランスになった後の住民税をお得に支払いできるような対策をしておくと良いと思います。
参考になれば幸いです!
以上です!
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